
Unit4:ハビット・アティチュード
ハビット・アティチュードとは無意識的に行っている選択と行動のことです。
ハビットとは一般に習慣と訳され、コーチングでは当たり前のように無意識で行う行動で普段の癖などすべてを指します、例えば、毎朝歯を磨く、顔を洗うなどと言ったことです。
アティチュードとは、行動の指向、主に考え方のことで、無意識に行う選択のことを指します、「コーヒーにしますか?お茶にしますか?」と尋ねられ「コーヒー」を無意識に選ぶといったことがアティチュードです、「紅茶」を選んだとしても同様のことです。
【ハビット・アティチュードは情動記憶によってつくられる】
人間にとって意味を持つ過去とは、それを意識しているか否かにかかわらず、大抵強い感情を伴った過去です。その記憶は情動記憶と呼ばれ、あなたにとって何が重要かを常に決定しているのです。ハビットやアティチュードも情動記憶によって決められ、日常の無意識の行為と物の見方、考え方を決めています。
【ハビット・アティチュードを変える】
多くの人は良い結果を生み出すことを妨げるようなハビットとアティチュードを驚くほど持っています。コンフォートゾーン(自分にとって居心地の良い状態)を維持しようとするホメオスタシス(恒常性維持機能)の働きによって、仕事・食べ物・音楽・服・人間関係など、どのような物に対しても自分が心地良いと思う方向に向かいます。情動記憶によって、感情レベルで痛い、恥ずかしい、傷つくといった情報を知覚すると、人間の無意識はそれを拒絶するように働きます。
現状の外側のゴールを達成しようと思うなら、このような無意識の行動や選択を変える必要があります。ハビット・アティチュードを変えることなくゴールを設定したとしても、その後何をすれば良いのか分からないまま、ゴールを諦めることになってしまいます。